3月の終り、4月へ

国立科学博物館 日記

3月が終わる。今月は最初から最後までたっぷり31日間、春休みという自由が与えられていた。ほとんど家から出ずにスマホばかり見て時間を食いつぶしていたような気もするが、いやいやそんなハズはない、と自分に言い聞かせるためにも、『今月あったこと』、というか、『今月自分でしようと思って実際に行動に移したこと』を書き残しておきたい。バイトをしない大学生には時間はたっぷりあり、何をするにも自分の意志で、誰も止める者はなく、無駄にするも自分次第だと痛感した。

3月1日、2日。友達とまねきねこでオール。午後6時から早朝の5時まで11時間で770円。ずいぶん安いんだな、と感心した。スプラトゥーンばかりしていたが、楽しかった。おすすめ。

3月4日。一人で横須賀の猿島、というところへ行った。ヨルシカというバンドの『パレード』という曲の聖地巡礼だ。天気も気温も申し分なく、いい島だった。これはまた詳しく次の記事で書きたい。

3月5日。美容室で髪を切る。暖かくなってきたし、ボブの長さまで髪を切った。髪色もやや明るく染めた。帰ってきて鏡を見たときは切りすぎたと後悔したが、数日で慣れ、今はいい気分だ。

3月8日。一人で急に思い立って富士山を見に行った。暇すぎると人間はこうもアホなことができるものだなあ、と感心する。これもまた今度の記事で詳しく書きたい。

3月9日。晴れていたので、一人で国立科学博物館に行った。博物館って美術館よりも好みかもしれないな、と感じる。思ったより大学生が来ていた。上野を散策して帰る。日差しが暑かった。

3月11日。友達とカラオケ。地元の友達同士だと特に話すことないね、とか言って笑ったのに、カラオケの後、私の部屋では何時間もおしゃべりして映画を観たりした。気楽でいい。

3月12日~3月23日。あきれるほど予定がなかった。映画を観て、本を読み、スマホをいじり、ゲームをし、小説をほんの少しだけ書いたりして暮らした。何か生産的なことをしようと思うのだが、ただ無為に過ごした気がする。部屋からあまり出なかったが、桜は見に行った。引きこもっているうちに季節がどんどん変わってしまう。怖い。暇と桜と焦燥感を合わせて『春電車』という短編が生まれた。

3月24日~3月27日。歯医者に行くために実家に戻る。地元はまだ寒くて桜がまばらだった。家族で回転寿司に行った。

3月28日~3月31日。何もしていない状況にむしろ開き直り始める。この期間にもっとためになる本を読んでいたらとか、資格の勉強をしたらとか、友達に連絡を取ったらとか、もう、しょうがないよ。バイトも億劫だ。3月の後半は、カレンダーの余白と消えた。ブックオフに行って積読を買い集める。ブログを開設する。新学期になれば『しなければならないこと』が増えて充実感を得られるのだろうか。それとも、3月にだらけ切った体はもう、忙しさを受け入れたがらないのだろうか。どちらかわからないから、それが不安だ。3月がずっと続けばいいとは思わないが、4月よ早く来いとも思えない。春は少し苦手だ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました