鴉啼いてわたしも一人

日記

2023にそろそろさよならを。ポーンをCの3へ。パスワードに新規性を。

パスワード

今まで日記のパスワードは一種類で固定されていた。よく考えるとだいぶ物悲しいパスワードだ。物悲しさを解す人だけにチラ見せする独り言。プライベートで内輪的で排他的。

そろそろ年も変わるし、こんな物悲しいパスワードを一新してみようかな、という気がふと起きた。1ヶ月を目安にパスワードを変更とかしていけたら楽しいかな、という想像。

これで読める人と読めない人が変わってしまうというのはなんだか嫌な事のように思いもするけれど(私は辺歌を返せるかどうかのフィルターをかなり風流で気が利いていると思っていて、それを通り抜けた人を信頼し、少し好感を持っているから)、他人の思うことを全て理解出来る、読み解ける、明らかにできると思うことは傲慢だ。

私の独り言を今まで読めてたのに読めなくなった人、読めなかったのに読めるようになった人。それくらいでいいんだよ、独り言だしね。

映画とか文学にまつわる合言葉を鍵にして、この日記帳にかけておこうかな。

失礼しました

怖い先輩にしごかれた事というのは、時間が経っても身体に染み付いているもので、とっさの行動に出たりする。

弓道をサークルでやっている時、弓矢が前後で引いている人とぶつかって、「失礼しました」が咄嗟に出た。すみませんとか、ごめんなさいじゃなくて、失礼しました。自分で自分にびっくりする。

私の高校の弓道では、すみませんとごめんなさいは禁句で、射場では失礼しました、普段の謝罪は申し訳ありませんを使うようにうるさく言われていた。謎の言葉遣いだけど、ちょっと丁寧で教育された感がある。

この咄嗟の言動のせいで堅苦しいやつだと思われはしたけど、弓道に関して浅いやつだとか、舐められることは無かったかもしれない。他の人や先生相手でも、道でぶつかったりした時に、申し訳ありませんが出るので、今思うと良かったなと思ったりする。

幼い頃強要されて、なんでこんなことを、とイライラしながら従っていた躾って、大人になってからやろうと思っても出来なくて、財産でもあるのかな、と思う。みんなもそういうのひとつくらいはあるんじゃない?

トイレのスリッパを揃えるとか、本は背表紙を下にしてカバンに入れるとか、本を踏んではいけないとか、横断歩道で止まってくれた車に頭を下げるとか、夜の山道で車がすれ違う時はライトを下向きにするとか。

温泉行った

クリスマスに家族で草津温泉に出かけた。ホテル宿泊客の割合は大学生カップルと外国人、家族連れ、少し老人。旅行に出かける彼氏もいないので家族と楽しんだ。別に羨ましくなんかないから。クソ、幸せそうな顔しやがって。どうせ夜のことしか考えてないんだろ。

やべ、煩悩が出る。ここは海底だし心を落ち着けて穏やかに日々を述べよう。

温泉といっても、硫化物イオンの多い酸性の湧き水をありがたがっているだけなので、効能がどうとか言われているが、腐卵臭しか覚えてない。

オエくっせぇ、こんなとこで饅頭なんか食べてたら鼻が曲がる、と思いながら温泉街を散策し、プリンを買って旅館の部屋に戻った。(温泉関係者に謝れ)

温泉は確かに体がポカポカするような気がしたけど、普段シャワーしか浴びない人種なので、お湯に入ることにあまり耐性がなく、のぼせて立ちくらんだ。こりごり。私はまだ温泉の魅力を理解できない。老人は温泉をありがたがる傾向があると思うんだけど、歳を取れば理解できるんだろうか。

ちなみに湯上りにポカポカした感じがあるのは、塩化物イオンとかナトリウムイオンとかがたくさん溶けていて、皮膚上に薄い塩の膜ができるかららしい。一口くらい舐めてみればよかったか?いやでも㏗2だしな……。

湯もみショーを見た。湯もみわからん!なんだあれ!

混ぜてお湯の温度を冷まそうというとこまでは理解できるが、見た感じあんまり混ざってなさそうだし、太鼓に合わせて大人数で湯に付けた長い板の先をひねってるのは酒が入ってないとちょっと盛り上がらん。

キッズが体験で湯もみをさせてもらってキャッキャやってたが、大人に気を使ったキャッキャなのか、純粋なキャッキャなのか、心が歳をとった私には判断出来なかった。

総合的にはまた来たいね、草津。時間が経って理解できるようになったかどうか自分を試すって意味で。

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