最近のあれこれ

日記

本を買う時、値段を気にしたことないかも。

久しぶりの地下鉄駅

エスカレーターの前で迷ってる人がいて、「これ、出口Cに続いてますか?」と聞かれ、いつも使ってる地下鉄だったけど、出口Cについては考えたことがなかったから、「あー、ここを降りるとホームに続いてますね」と言った。

その人はCを探して別の場所へ歩き出し、私はエスカレーターに乗った。乗って3秒で出口Cはこちら、という看板が見えて、「マジでごめん間違えた。Cはこっちです」と思ったけれどもう遅くて、エスカレーターを逆流する訳にもいかず、申し訳なさだけが残った。

なんていい加減なことを言ったんだろう。もう2年も利用してる駅なのに、自分の使うところ以外まじで何にも見ていないんだな。

栞!!!!!

私はよくiPhoneのリマインダーというアプリを使う。というか、生活のほとんどをそれに依存している。

リマインドを作って時間を設定しておけば、明日の予定が前日の夜にわかるようになる。

何もしたくないなーという日に、明日の自分に向けてやることリストを作成して託せば、だいたい次の日にはなにかやろうという気持ちになってるので、タスクをさくさくとこなすことができるというわけだ。

生活が終わってる時は、「床を掃除する」「ご飯を食べる」とかいうリマインドを作ったりするが、作るおかげで、やることがはっきりしてとても良い。できたら消す、という行為もなんか気持ちいい。

私はよく、「明日は○○と遊ぶ お菓子持ってく!!!!」「書類提出 印鑑忘れない!!!!!」などと、忘れたくないことをやたらエクスクラメーションマークをつけて強調する。目に入りやすく、熱量が伝わるのでやってたんだけど、最近、同じようなことをしている人を見つけた。

大学のおじいちゃん先生なんだけど、長いスライドで、今日の授業はここで終わり、と言った後、来週どこのスライドから始めるか分かりやすいように、栞のように目印スライドを挿入していた。その目印スライドに、「来週ここから!!!!!」と、めちゃくちゃ!を使っていて、やっぱやりますよね!となんだか嬉しい気持ちになった。

向こうは私のことを1ミリも知らんだろうが、私は勝手に親近感を覚えている。

酔っ払って健康診断行った

最近、サークルのみんなでお花見に行った。たくさんの桜を見られて幸せだった。満開で、まだひらひら舞い落ちてるかんじではなかったけれど、とても良かった。

思えば、お花見会場やら屋台やらで盛り上がるのは東京だけだと気づいた。「社会人は飲酒の動機が欲しいだけでしょ」と友達は冷めた目で言った。

日本人は桜をほかの花よりだいぶ愛しているけれど、「今だけ」というレア感のせいだろうか。レアだからイベントをする口実になる。でもその「今だけ」は、綺麗な言葉を使うなら、「儚さ」でもあると思う。一時だけの美しさが、花の価値を一気に押し上げる。一種の、手に届かなさが増す気がする。

多くの人が酒の欲しさに忘れているかもしれないけど、多分根本では少しは思ってる。そう信じてる。私は桜のそういう性質が好きだ。

ところで、そんな私だけど、もう成人なのでやはり桜の下では酒を飲む。(流れ変わったな)

お花見の日は、午後に健康診断が入っていて、まあまあ酔っ払った状態で健康診断に向かった。特に診察してくれた先生には何も言われなかったけれど、瞼をめくられたり、扁桃腺の触診の時は、自分が酒臭くないかだいぶヒヤヒヤした。

大学生ってこんなもん。

カジノのバイトに応募してみた

お金じゃなくて、やりたいお仕事をやってみるために、なんかバイトしたいなーと思って求人サイトを徘徊していたら、珍しいバイトが目に止まった。

アミューズメントカジノという施設で、合法のカードゲームができるバーというかんじだった。ディーラーを募集していた。

ディーラー!かっこいい!

007のカジノ・ロワイヤルをはじめ、賭ケグルイ、ラスベガスをぶっつぶせなどなど、数々の映画で出てくるキラキラした場所。それがカジノ。もちろん行ったことないけど、ヒリつくゲーム、上手いカードさばき、なんかリッチな感じなど、一度は行ってみたい憧れの場所であった。

しかし、かっこいい憧れの場所であると同時に、反社や暴力などがはびこる、一度入ったら容易に出られなそうなアングラなイメージがあるのも確かだった。(これも映画の中で学んだことでしかないが)

申し込むかどうかしばらく悩んだ。調べる限り会社はしっかりしていて、ちゃんと合法でやのつく自営業の方はたぶんいなそうで、初心者歓迎で、時給も思ったより低くなく、夜の遅い時間しかやってないので、私の生活習慣から時間的にシフトに入りやすい。

ただ1つ、ちょっと怖いという感情だけが決意の邪魔をした。

でも結局私は、「前、ディーラーとして働いてたことあるよ」って言いてぇ!という願望に抗えず、面接の申し込みをした。人生は1回きりだしな!

でも、さすがに心配ではあったし、親は止めるだろうと思ったので、面接前に下見をすることにした。めっちゃ明るい時間に店舗の場所を探してその辺をうろついてみると、リッチそうな服の人しか歩いてない高級な道をすこし曲がった、駐車場の横にある雑居ビルが見つかった。

昼なのでそのビルの店のシャッターはみんな降りていた。駐車場の方を見てみると、車の影、縁石の上や向かいのビルに寄りかかってスマホを見ている、何してるかわからない若者が、等間隔くらいでならんで佇んでいた。女も男もいた。

まじ怖い。何してんのか全くわからん。

異様な雰囲気に怖くなって、今が昼でよかったと思いながら下見を終えた。目が合ったら怖そうだから、キャップを買って俯きながら歩きたい衝動にも駆られた。

ちょっと怖かったけど、まだ面接には行く気だったので、履歴書を書き、帽子も結局買った。

しかし、私は最後の最後で面接には行かなかった。前日に採用された大学病院のレストランで働くことに決めた。とても明るく普通の職場で、なんてことのない店員となることにした。

あれだけアングラな世界に憧れていたというのにどうしたことかというと、まあ一言で言えば、ヒヨったということになるだろうか。

私が何かスポーツをやってて体力が無くはない男の子だったなら、とりあえずレストランには受かってるけど、カジノにも行ってみるか、となったかもしれないが、安定した職を手に入れた瞬間、そんなに怖い思いをして、「前、ディーラーとして働いてたことあるよ」の一言を得るのが、なんだか重大なものを差し出すことになる気がして、やめた。

これを読んでる人の中には、あーあ、つまんねえの、と思うかもしれないけど、私も多少は私に向かってそう思ってる。私は意外と人生に面白さよりも無難さを取ってしまう保守的な人間なんだと思い知らされた。

またいつか、チャンスがあったら飛び込めるように勇気を磨いておこうと思う。

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