戯言

日記

しゃぶ葉うめー。

思い出未満の欠片

駅の表示で、〇〇プラーノって店(?)の名前が書いてあるんだけど、疲れているときに見て、てっきりプラーガって書いてあるのかと見間違って、おいおい物騒だなと思った。それ以来、そこを通るたびにバイオがちらつく。

かなり前にフィルム写真を現像しに行ったカメラ屋で接客してくれたおじさんは、分厚い眼鏡をかけて、それでもあんまりよく見えないようで、写真に顔を近づけるようにしていた。景色を保存する写真を扱う店員の目が悪いなんて、なんかドラマがありそうだな、と勝手に思った。最近、自分以外ろうの家族に生まれた女の子が歌手を目指すような映画を観たから思い出したのかもしれない。

私が少し前に履修放棄したプログラミングの授業は、聞くところによると、課題の有効提出数が25人を切ったらしい。最初は100人もいたのにどうしたことか。バトロワ始まったな。だれが生き残るのかちょっと気になるところではある。

娯楽施設の売店に行くと、昔はよくカバンに着けもしないくせにキーホルダーばかり買ってもらっていたものだけれど、最近は特に記念となるようなものをなにも買わなくても満足できるようになっている。昔は、自分へのお土産が何か一つないと我慢ならなかったのに成長したよね。最近私は売店に入ると、攻めたお土産を探す。インテリアとして部屋に置いてあったら、来客が絶対に突っ込みたくなるような、変だけどどこかセンスがあるやつを探す。こんなの誰が買うんだよ、てか、企画会議よく通ったな、と思えるような商品に出くわすとちょっと嬉しくなる。よし、私が買って行ってやるよ、という気持ちになるのだが、実際のところたいていの場合、レジを通すときの恥ずかしさを見通してしまうので、あまり実行に移したことはない。

月夜

そういえば、最近髪を染めた。行きつけの美容院でブルーブラックを注文したら、お姉さんが、なんか心境の変化でもあったんですか、と聞いてくる。話題の広げ方として妥当だけれど、正直そのテンプレートはあまり好きじゃない。いいじゃんか別に、なんの理由もなく染めたって。なんで染めたいのって、染めたいからに決まってるだろ。

まあ、なんで数ある色の中からその色を選んだのかをもうちょっと説明するなら、その色が好きだから。あんまり嫌いな色に染めるって人は見たことないかな。

その質問は適当に流し、染めてもらう。私は小中高と、行きつけの美容院というものが無かったんだけど、今は一軒のところに通い続けている。雰囲気が気に入ってる。いつもありがとうと思ってる。

漫画を貸してくれて、染めてる間に読めるってのがいい。今回染めたときは、本当は隣の席の鏡の前に立てかけてあったバンクシーの画集を見せてもらいたかったんだけど、わざわざお願いして撮ってきてもらうほどでもなかったので、黙って差し出された漫画を読んで待っていた。

髪色はマジで気に入った。前までは茶髪をやっていたから、青を入れると、若干緑っぽくなったんだけど、まあ許容範囲内。遠目から見ると黒だけど、一本一本はちゃんと青くて、まるでパイロットの『月夜』みたいだ。他人にそう言われたことはないけど、私は勝手に自分の髪についてひそかにそう思っている。おしゃれは自己満足だから、それで十分。大好きなインクと同じ色なんてアガるな。

紺しか許さない幼稚園

朝、大学へ向かって歩いていると、親と手をつないだ幼稚園児を見かけることがある。そいつらは、私の想像するそれくらいの歳のガキよりもだいぶ行儀がよく、制服を着て、ママと手をつないでおとなしく登園している。その幼稚園の制服は紺色なのだけれど、よく注意して見ていると、送り迎えをしているお母さま方も同じく紺色のスーツを着ている。

友達に聞くところによると、私立のちょっといいところの幼稚園だそうで、送り迎えの親の服装にまで指定があるらしかった。親子そろって制服で身を固めているというわけだ。

友達は、「パパ、紺の服で来てって言ったでしょ。私、恥ずかしかったんだから」と女児が言うのを聞いたそうだ。

何も親にまで制服を強いなくてもいいだろ、と思ったけれど、制服や規則は、守らせるために存在しているのではなく(守らせるためだけに存在しているのも確かになくはないが)、その奥の意味をわからせるためにあることもある。制服の場合、決められた服装をしているだけで、「私はこの高い制服を買うことができるステータスを持っています」「私は、着崩さずにきちんと制服を着ることができる、つまり、言われたことはきちんとできる人間です」とかいうメッセージを周囲に発信することができる。親にも制服を強いる意味はそこなのかもしれないな、と予想した。

ガキなんてどうせそのきれいな制服も泥で汚くするんだから、と思うけれども、ハイソサイエティの子は小さい年ごろからそうもいかないのかな。

なんとなく、知らない世界を見た気がして、なんとも言えない気持ちになった。

キレそうになったけど、別にキレなかった

最近割とバチギレしそうになったことがあるので書いておく。

いっしょに遊びに行った男友達(?)から、「奢ってもらおうとしないの、ピュアだね笑笑」みたいにいわれたのマジでダルい。舐められてんのか。

好きな人に奢ってもらったら、嬉しい、ありがとねとなるけど、他人に奢られて平気でいられる感覚がわからん。

デヴィ夫人も言ってたけど、男が奢るシチュエーションって、男性のためにいろいろ身だしなみとかに気を使った女性側が、デートに呼んでくれた素敵な男性の面子を立てようという意図のもとでしてもらうことでしょうが。何一つシチュが被ってねえんだよ。

金銭的負い目を持ちたくないし、こちらは奢られて気分が悪いのに、奢ることで相手が勝手に気分良くなっているのも解せない。割り勘を提案するのが異常みたいな言い方も腹立つ。女は三歩下がってしとやかに、ってか?馬鹿にすんな。驕ってんのはそっち。

友達だと思ってたら割り勘で普通って感覚になるだろ。友達じゃなかったんかい、という気持ちで多少嫌な気持ちにもなる。

舐めてんのかよとはさすがに言えないので(これでも私は最低限の常識と社交性を兼ね備えている)、キレはしなかったけど、だいぶ萎える。

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