スウェーデン旅 4日目 〜Fårö島で奇岩を見る〜

ヨルシカとスウェーデン

6:00目が覚める。まだ寝てよう。雨音がする。

6:45起きる。冷たい水で顔を洗う。そういえばこの国のホテルにはティッシュがない。

7:45用意が終わって窓の外を見てる。風が強い。この旅行中、父とだけ途切れ途切れにLINEで連絡をしている。つくづく部屋がかわいい。部屋をデザインする機会があるなら北欧風にしたいな。

8:00朝食を食べに向かう。バイキング形式。The北欧の朝ごはんみたいなラインナップでおいしかった。1皿パンやハム、クレープみたいなパンケーキを食べた後、バニラヨーグルトとマーマレードを食べる。

9:00ホテルを出発。

9:35 Fårö行きのバスに乗る。クレカを差したら乗れてよかった。30sekでどこまでも行ける。

9:55バスに揺られてる。城壁を超えるとすぐに見渡す限り広大な田舎。畑と森ばかり。車は右側通行。ひまわり畑がある。馬を見た。青い花をよく見かける。

10:30ウトウトしてた。バス停に止まった時入る風が冷たい。

11:00フェリーに乗ってFårö島へ。車の運搬がメインだけど歩行者も乗れる。15分に1回くらいにフェリーが来る。

11:30フェリー降り場からすぐの所に売店があってそこで自転車を借りる。いっしょにバスに乗ってきた5人組の若い女の子の集団も同じく自転車を借りてた。

自転車で出発。ここから時間は適当。

少し行ったところで女の子集団を追い越す。何かトラブルでもあったのかな。

ここから森の中の道を走る。アザミとか名前は知らないけど黄色とか青の花が咲いてる。

すぐに路傍の花を気にしてられないほど足が痛くなってくる。上り坂キツい。置いてかれないように必死に漕ぐ。

13:00頃。雨が降り始める。小雨のうちは大丈夫だと思って進めていたけど、かなり激しくなってきて道端に自転車を停め、傘をさす。Y字路を少し過ぎたあたり。進むのがかなり難しくなってきたので引き返してミュージアムか協会あたりで雨宿りしようと決断し、後ろを向いたところで雨が止む。そんな気はしてたよ神サマ。

先に進むことにする。時折羊や山羊を見る。民家もぽつぽつある。しかし、土曜だけどどのカフェも閉まっている。シーズンじゃないのかも。

右に道は折れて海岸沿いの道に入る。車で向こうから来た女の人が、ここを行けば5分くらいでラウクに着くよと教えてくれる。超絶海風が強い。風圧で前に進むのがつらい。息もしづらい。ペダルが超重い。「今が1番キツい時だ、これさえ頑張れれば」と自分に言い聞かせるように漕ぐ。風で音なんか聞こえないから「一二、一二」とか、「右、左、右、左」とかけっこうでかい独り言を言いながら進んでた。

14:00頃。とうとう奇岩に到着する。自転車を倒して、海岸へ降りていく。最高だ。とうとうここまで来た。体力と信念さえあれば夢は叶う。

岩の間を歩く。時々水溜まりはあったけど岩は別に滑ったりしなかった。風が強くて波が高い。

昨日の食べ残しのスカムを口に放り込んで、来た道を引き返す。追い風の時は何もしなくても自転車は進んでいくけど、向かい風が辛すぎる。

少し行った時、傘が必要なほど強く雨が降る。仕方なく傘をさして自転車を歩いて押す。体感1,2分ほどで雨は止んだ。傘をしまおうとしたが強風のせいで骨が折れた。まあ寿命だったんだろう。Fåröで死ねてラッキーな傘だ。

15:00頃。晴れてきた。森の道に入ると、海岸での強風が嘘のように穏やかで、気持ちのいいサイクリングができる。こんなに自転車を漕いだ経験は多分人生初だ。奇岩を一目見るために何時間も自転車を漕ぐ。これが本当の贅沢というものなんだろうな。

フェリー乗り場のすぐ近くの風車が見えてきた。やり遂げた達成感でいっぱいだ。若干違うような気もするけど、エイミーとエルマの撮った写真を撮る。

自転車を返却し、売店でホットドッグを食べる。今までいろいろ美味しい料理を食べてきたけど、すまん、これが一番美味いわ。座ると疲れを実感する。足が棒になった。棒が足。

売店の近くの海岸沿いを歩く。桟橋無いかな。残念ながらノーチラスのイメージ通りの橋は見つからなかった。

16:00フェリーに乗る。さよなら、Fårö島。

フェリーがフォーレスンドに着いたけど、バスは17:51だからまだ時間がある。カフェはどこもやってない。落ち着く公園を歩く。

海岸を少し歩いてから、近くのスーパーに行ってみる。スウェーデンっぽい食品とマフィンを買う。スーパーの名前はICA。

スーパーを出てすぐのバス停でマフィンを食べながらバスを待つ。旅行中の他の人との電話と、やたらSNSやるのと、日本での私の知らん人の話やらバイトのうんぬんかんぬんはまじでつまんないから早く止めないかなと思いながら待ってる。

17:51バスが来た。すごく安心する。

18:30頃。大きな、荷物を沢山詰んだカートを持ったおばあちゃんがバスに乗り込んでくる。私たちのすぐ前の席。バスが揺れた時カートが倒れて荷物が散らばる。すぐに助けに行けない私は弱い。すぐに助けてあげれば良かった、と拾い終わったおばあちゃんを見て思った。

バスの前の方の座席に、来る時いっしょのバス、フェリーに乗ってた女性2人組を見つけた。

19:00コンタクトを外す。寝てた。疲れてるから目をつぶったらすぐに寝れる。ウィズビー着いたら夕食食べなきゃ。まだあたりは全然明るい。

20:00レストランに入る。大衆酒場チック。隣で飲んでたおじさんが話しかけてくれた。聞けば、このレストランは別にスウェーデン料理を出すとこではないらしい。イギリスのシェパーズパイと、メキシコのタコスを頼んだ。おじさんたちとなぜスウェーデンに来たかとか話して、ヨルシカを布教してしまった。Aから始まるミュージシャンを紹介してもらったけど歌手名を忘れちゃった。日本で活動してるとか言ってたかな。おじさん世代に刺さるミュージックらしい。Spotifyはスウェーデン発祥のアプリ。F1を見に名古屋に来るというおじさんもいた。日本のステレオタイプはカラオケらしい。間違いない。

21:00ホテルに戻る。足が痛い。段差が辛い。足が上がらない。へろへろになって部屋に戻り、すぐにシャワーを浴びた。

22:25日記を書いてる。やばい眠い。寝る。

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