エアー火事に遭遇した話

日記

出先のトイレ行ったあと、ハンカチ持ってなかったらポケットの内側で手を拭くんだけど、最低かな?

電話でキレて反省

家でぼけっとスマホをいじっていたら、急に非常ベルが鳴りだした。部屋着だったので、45秒で着替えて廊下に出てみると、隣の部屋の住人もいて、おろおろしていた。ベルはだいぶうるさい。

特に火事という訳では無さそうだし、我々2人の他に部屋から出てきている人はいなさそうだった。

「なんかそこから聞こえますよね」と隣の部屋の住人は私の部屋の上に取り付けられた装置を指さして言った。鳴り響き方の問題で、私以外の部屋の上の装置からも音がしてるように思ったけれど、なにか私の不手際のせいで間違えて鳴らしてしまっている可能性も無くはないので、曖昧に頷く。

しばらく様子を見たが、やはり誤作動っぽい。ベルの止め方わからないし、うるさすぎるのでマンションの管理会社に連絡することにした。

電話は回線が混みあっていて使えませんとしばらく放置される。ここでだいぶイラつく。

やっと出たコールセンターの女は、ベルの音が聞こえてるだろうけど、最初にマンションの住所を聞いてくる。「誤作動だから止めてくれ」を言いたかっただけの私はさらにイライラ。ベルの音のせいか、あんまり言葉が通じない。

エレベーターは止まってるので電話を耳にあてながら、階段を下りていたら(ここでも特に異常は見受けられない)、セコムの人とすれ違う。各フロアちゃんと同じようにベルが響いていた。私の部屋だけじゃないじゃん。隣の部屋の住人に対してここでもイラつく。

電話では何度か聞き返され、勘違いされる。私の滑舌が悪いのか?「る」と「ゆ」の違いと、「ぜ」と「げ」の違いが通じない。

「ベルはどこで鳴っていますか?」「全館に鳴り響いてるようです」「なるほど玄関で」「ぜんかん!全てのフロアで」「今はそこにいるのですか?」「全館で鳴ってるんです。あ、今?今は玄関にいますが」

もうコントだよ。こんなに日本語通じねーと思ったのはしばらくぶりだ。

しばらく電話に向かって訂正を叫んでいたらベルが止まった。止まってしまったのなら特に用はない。なんか適当に電話は終わった。急に言うことがなくなってしまった。

電話を切って、何の異常もない部屋に戻ってくると、私はいくらか冷静を取り戻した。

いくらこちらが非日常的な状況にあって、すぐに何とかして欲しいと焦っていたとしても、コールセンターの人に当たり散らしていいわけないし、伝わらないイラつきでぶっきらぼうな態度をとったのは良くなかった。コミュ障が出ている、と反省。かっこいい大人はどんなときもまともな敬語くらい使える。私のワードセンスが悪いだけの話だ。

後で調べたら、鳴っている火災報知器を独断で勝手に止めてしまうのは、本当になにかあったときに罪に問われる可能性があり、危険なことだったらしい。

あと、なんにもないのがわかっているのなら、静かに部屋で音が止むのを待っていた方が良手だったっぽい。コールセンターにかけたところで、コールセンターの人に原因なんかわかるはずないし、現場の人間より先に問題を解決する能力は低いだろう。少し考えればコールセンターのおばさんに電話する意味はあんまりない事に気づけたはずだけど、何とかしなきゃという気持ちが焦って、とりあえず電話してしまった。迷惑なやつだったかな。

火災報知器が鳴ったら消防の方に連絡する、という意見も見つけて、たしかにそっちが先だったかな、と思った。

ベルが鳴っても動かず、どこにも電話したりしない他の住人は、平和ボケした希望的観測の日和見なのか。それとも私がただ心配性でせっかちな杞憂民なのか……。

こういう時どうするのがいいのかわからん。火災報知器の誤作動は9割以上らしいし、どうせ何も無いと思いながらも、本当に何かあったらどうするんだと思う。

ネイルシール

シールみたいになっていて、爪に直接貼り、UVライトでシールを硬化させるというネイルシールを買った。専用のUVライトも別売りで売っていたけど、高くて、箱の裏の表示には日光に2時間以上晒せばかたまると書いてあったので、買わずに帰った。

さて、やってみようと思い、シールを貼って、カーテンを開け、窓際に座って日向ぼっこをしながら映画を1本見た。2時間以上は確実にたっただろうと思った頃、自分の爪を触ってみたが、ムニョムニョしてて、まるで変わっている感じがしない。

結局1日ともたず、皿を洗ったら爪は全部剥げた。

敗因は明らかだ。部屋に差し込む日光ごときでは紫外線が圧倒的に足りない。

専用のじゃなくともUVライトくらいケチケチせずに買えばよかったんだと、勉強になった。

UVライトは買った方がいいよ。

禁酒中

酒で失敗して、自主的に禁酒をしている。もう一生ソフドリでいいと誓いを立てたが、噂が広がるのは早いもので、サークル内の新常識となりつつある。

こっちは真面目に反省しているのに、周りの連中はそれを面白がって飲ませようとしてくるから、とうとう尊敬する先輩からも飲みに誘われてしまった。

今までは「多少飲んでも態度の変わらないつまんないやつ」だったのが、「ある一定量まで飲ませさえすればぐちゃぐちゃのアホになる面白いおもちゃ」という認識が広がってしまった。

いじられるのは正直そこまで嫌じゃないし、先輩に絡まれるのもわりと喜んでる自分がいるのは確かだけど、事件以降私は私のことが信じられないし、私の中の株価が暴落している。それに加え、みんなの中で勝手に構築されていた像、私に対する好ましい決めつけや偏見が、真実がバレて傷がついてしまったことがまじで嫌だ。株価暴落だよ。

人は他人のことなんかどうせ理解できないし、大抵の他人には興味がない。だから、本当に興味ある親しい人間を除いてほかの人たちのことは、脳内イメージで補っている。決めつけと偏見。

偏見で他人が私のことを語っているのを見ると、興味無いくせに勝手なこと言うな、とムカつくが、同時にその偏見に助けられているところも大きい。

会話が面倒だから黙ってにこにこしていたら、お淑やかで上品だと思われたりとか。

もともと私の本質は0だが、みんなのイメージで補完されて100になり、ふとした拍子にメッキが剥がれるように真実の0が露見した。

このメッキに助けられて私は今まで何度か得をしてきた経験がある。真面目そうという偏見のおかげで、ギャルの友達とやんちゃをした時などに、私だけなぜか見逃されたりとか。

そういう、私が他人にこう思われたいという意志の元で、他人に思われている印象じゃなくて、私はなにもしてないけど他人が勝手に思ってくれてるだけの印象を私は守りたい。怠惰だから、他力本願なんだ。

まあ、その怠惰さが、私に興味あるなしに関わらず、わかる人にはすぐわかるんだろうなと思っているから、言動に滲み出ないよう気を引き締めていかないといけないなと感じてはいる。

みんなの中の偏見に頼らず、自分で他人から思われたいイメージを働きかけによって構築していかないといけなくなったことが、ショックだったという話。もともと0なのに、100であるかのように再びみんなに思わせるのはなかなか大変だ。方法はただ1つ、本質的に100まで成長すること。あーあ。

お酒は楽しく嗜もう。

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