これで1記事にしてすいません。
サーカスの怪人
江戸川乱歩
自然言語プログラミングのコンペをやったら、タダで読ませて貰えた。(データtxtもらえただけ)
ですます調なのと、ちょっと表現が古いのは気になるが、内容は面白かった。
明智探偵と小林少年、二十面相が出てきた。
アクション多めで楽しい。児童書みたい。
怪しいと思っていたサーカス団長が骸骨男だったのは想定内だったが、その後に、サーカス団長は本物ではなかったと明かされてストーリーとしてよかった。ただ、息子娘は、いくら二十面相が変装の名人とはいえ、本物の父じゃないことに気づけよとは思った。
殺人はしたくなく、ただ探偵と知恵比べをしたいだけで、様々なバリエーションで迷惑行為を働く二十面相はだいぶヒマだな。
芽生
島崎藤村
めばえ。小諸や岩村田、浅間あたりの信州のお馴染みの地名がよく出てくる。
舞台は日露戦時中くらい。長野に住む主人公の男は、3人の娘と奥さんで東京に引っ越す。3人の娘は1人ずつ熱病で死に、芽吹が枯れると親の木も枯れる、と締めくくられる。
娘全員死んで超バットエンドすぎる。
まとめ
2冊。
最近は、データコンペの作業ばかりで忙しかった。自然言語のコンペだったから、青空文庫からの小説データをもとにしてたのでそれを読んだ。(本来はプログラムによってAIに読解させるべきところを、私は普通の読書体験として楽しんだ)
テキストデータをWordで無理やり縦書きにして読んでたんだけど、やっぱり電子書籍より紙の方がいいやと思った。ページめくりたい。