9月に読んだ本

小説紹介

これで1記事にしてすいません。

サーカスの怪人

江戸川乱歩

自然言語プログラミングのコンペをやったら、タダで読ませて貰えた。(データtxtもらえただけ)

ですます調なのと、ちょっと表現が古いのは気になるが、内容は面白かった。

明智探偵と小林少年、二十面相が出てきた。

アクション多めで楽しい。児童書みたい。

怪しいと思っていたサーカス団長が骸骨男だったのは想定内だったが、その後に、サーカス団長は本物ではなかったと明かされてストーリーとしてよかった。ただ、息子娘は、いくら二十面相が変装の名人とはいえ、本物の父じゃないことに気づけよとは思った。

殺人はしたくなく、ただ探偵と知恵比べをしたいだけで、様々なバリエーションで迷惑行為を働く二十面相はだいぶヒマだな。

芽生

島崎藤村

めばえ。小諸や岩村田、浅間あたりの信州のお馴染みの地名がよく出てくる。

舞台は日露戦時中くらい。長野に住む主人公の男は、3人の娘と奥さんで東京に引っ越す。3人の娘は1人ずつ熱病で死に、芽吹が枯れると親の木も枯れる、と締めくくられる。

娘全員死んで超バットエンドすぎる。

まとめ

2冊。

最近は、データコンペの作業ばかりで忙しかった。自然言語のコンペだったから、青空文庫からの小説データをもとにしてたのでそれを読んだ。(本来はプログラムによってAIに読解させるべきところを、私は普通の読書体験として楽しんだ)

テキストデータをWordで無理やり縦書きにして読んでたんだけど、やっぱり電子書籍より紙の方がいいやと思った。ページめくりたい。

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