9月に観た映画 ~場所はいつも旅先だった、サイコ・ゴアマン、貞子vs伽椰子~

映画紹介

せいぜい今のうちに笑っておけ。

1位 場所はいつも旅先だった

一人旅の良さを切ないくらい感じる映画。知らない街で知らない人に会い、その生活を観察する。

真夜中と早朝の散歩こそ、1人で旅をする時に重要なのかもしれない。

ナイトオンザプラネットと同じような空気を感じた。

カフェに入って、地元の人を見たり、話したり、その人たちの生活を体験するのが、すごくいいなと思った。私ももっと、人と仲良くなるコミュ力欲しいし、世界の広さを感じたいと思った。

2位 サイコ・ゴアマン

アホなB級コメディ。最近で一番笑った。

「freak out ビビった」 「freak off クソ喰らえ」 「freak you 消えろ」 「freak yourself すっこんでろ」またよろしくない語彙が増えた。

グロいゾンビ状態の人を見ても怖気付かず、キリストにすら喧嘩を売り、謝れと言われたらミュージカルを初め、なんかいい感じに誤魔化す。

ミミが一番イカれているが、不審者について行きなさいと教える働かない親父もなかなかにイカれている。

ミーティーみたいになったアラスターに誰も突っ込まない。なぜかアツいクレイジーボールの試合。サイコ・ゴアマンは最後までルークの名前を覚えない。なぜか愛の力で覚醒して銀河を破壊する。全員どこか狂ってるせいで絶妙に家庭崩壊しない家族の有様がすごくよかった。

3位 貞子vs伽椰子

後半はバトルもの。「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ」井戸の有名シーンを見れてよかった。

ぶつかったバケモンは混ざり合い、キメラになった。怖いし、誰も助かってない超バッドエンドなのになんか笑ってしまう。

祓い屋の男と赤いコートの女の子がキャラ濃くてよかった。

その他

ジョーブラックをよろしく

ワンシーンだけ見てずっと探してた映画を見つけた。そのシーンは終わりの方かと思ってたけど割と序盤だった。そして、その後に続くシーンはだいぶエグめだった。

3時間もあり、ゆったりと間が取られている映画だった。

死神と医者のカップル。家族愛と恋愛を近くで見て、死神は愛を知る。死神の、人間の心や慣用句がわからない感じ、空気を読めずにズレているのが、「死神の精度」の千葉に似てると思った。死神モードの彼と、カフェで会った彼の演じ分けがすごかった。

東京ゴッドファーザーズ

東京のホームレスが捨て子を拾うところから始まり、いくつもの奇跡を重ねて、赤ん坊は無事本当の家族の元に帰る。全てが解決して全員がハッピーと言う訳では無いけれど、本当の家族の元に戻る幸せとか、1人の赤ん坊をめぐってたくさんの人が関わり、協力する感じがよかった。

ウィッカーマン

ミッドサマーの元となった映画と聞いていたので超覚悟して観たが、そこまで泣くほど怖くて怖くてたまらないというわけでもなかった。ミッドサマーの方が100倍くらい怖い。

敬虔なクリスチャンの警官は、ウィッカーマンの中に入れられて燃やされる。生贄が必要だと宗教を信じて疑わない彼らに、他の宗教を信じる警官の命乞いが通じるはずもなく、奇妙な仮装と踊りの集団に殺される。閉ざされた田舎の宗教。島民は常識が狂ってることを誰も指摘しない(知らないからできない)のが狂気的で、でも穏やかでおおらか、ち〇こを信仰している。

狂ってて宗教怖いランキングは今のところ、3位TRICK、2位ウィッカーマン、1位ミッドサマー。

ベイビーわるきゅーれ

面白かった。

高校を卒業し、バイトを探す殺し屋2人組。どれくらい長いこと殺し屋やってるのかわからないけど、莫大な金を稼いでいて、バイトとして働く意欲はあまりない。

社不の方は面接で落ちまくり、2人はケンカしてしまうが、仲直りする様がなんか等身大でリアルだった。よい相棒という関係。

人殺しの倫理観については一切出てこず、淡々と人が殺されていき、なんなら事後処理に頭を抱えているくらいの温度感で、ちょうどよかった。

メイドカフェのシーンがキツくてよかった。

まとめ

映画7本。私はわりと、心に響かせようとしてくる映画よりも、暴力とユーモアだけでできてるようなけっこう馬鹿馬鹿しいのが好きだ。

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