関西人は口語だけじゃなく、文語も関西弁らしい。
1位 僕は麻里のなか
毒親やストレスで限界を迎えた麻理が、耐えきれなくなって小森という人格を自分の中に作り出してしまったという話。
最初は小森視点で「入れ替わってる?!」のシーンから始まるので、小森が主人公かのように思ってしまい、小森の中に麻理の人格があるのだと、小森本人以外の登場人物と視聴者は信じてしまう。そこを信じ込まされているせいで、トリック(?)に気づかせない話の運びがすごい。
覗きをしてたから麻理は小森のことをほとんどなんでも知っているし、彼の実家は知らない。小森は麻理を本当に知らないので、女子高生が「君は僕だ」などと言いながらしこってくれるので当然好きになってしまう。伏線がいろいろ張り巡らされていて完成度が高くて良かった。
最初は登場人物全員本当に気持ち悪かったが、先が気になる謎解き的展開が面白かった。
最後は麻理も依も成長して終わる。
2位 ごくせん シーズン1
渡世を送る 生活を送る、転じて博徒。とせい
ナシつける 話をつける
ふかす 嘘をつく、隠す。フカしてんじゃねー
てんぷら タクシーに4人乗って4人とも1000円以内で降りること
ヤクザな語彙が増えた。
素直でまっすぐな不良っていいよね。
いじめられた時、自分が強くなって立ち上がれるようになれなきゃダメだと教育するのは、現代では非難轟々な方針かもしれないけど、生きてく上ではそうやって育てられた子のほうが上手く生きてけそうだと思った。
3位 チェイサーゲームW2
このドラマ観てるんだよねとか、めっちゃよかったって言うのがはばかられる社会なのが、このドラマが必要な理由そのものなんじゃないかなあ。
1期の、必ず終わらせなくちゃならない悲愛も、終わりがあるからこその物語としての美しさやエモさがあった。でも、たとえフィクションでも、未解決な問題をたくさん残したままでも、2期のラストで幸せになってよかったって思う。
最初のほうは、うわ〜エロ〜と思いながら観てるだけだったが、2期でかなり社会的な問題を絡めてきて、一気にファンタジーじゃなくて現実のこととして考えるようになった。
いつか未来、自分がレズなんだってわかった時に、自分は絶対幸せになれないんだ、って絶望しなくても大丈夫な社会になったらいいね。
その他
映画賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット
初見ではなく、多分3回目とかかも。役者の名前を覚えてきて、役者で作品を観てるところがある。顔がいいなーと思いながら見てた。
彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる
オフィスコメディの百合。
周りの人たちの理解が良すぎる。環境すばらしくて次世代に若干希望持てる。
外堀埋めていったり、退路気にして恥ずかしがったりするのはダサくて、一生懸命まっすぐ伝えてるのは清々しくて気持ちいいし、応援したくなる。彩香がまっすぐ先輩の目を見てるシーンが多くてよかった。
めんどくさくて理不尽なのもいいけど、一生懸命でまっすぐなのもいいなと思った。
生き残った6人によると
漫画原作のドラマ。ゾンビパニックが起きて、ショッピングモールに取り残された6人の生活。
なんでそんなに簡単に人に惚れるのか全然わからないが、狭いコミュニティでようやるなーと思いながら見ていた。漫画原作らしいが、漫画読んでみようとまではならなかった。
キアヌ・リーブスのゾンビはなんだったんだ。
ルックバック
漫画は読んだことあった。映画館で上映してる時に観ようと思ってたが、タイミングを逃し、アマプラで観た。
一日中漫画を描いてたって全然終わらない。描くのは大変で読むので十分。でもなんで漫画を描くのか。それを読んで喜んでくれる人がいるから。
すごいと思ってた人に「ファンです」なんて言われたらスキップで帰るし、続けようという気になる。全ての創作の原点って、他人の笑顔なんじゃないかと思った。
まとめ
今月は映画2本だけで、ドラマを5本観た。このブログというか、ここで記録を始めて以来のドラマの濃度高めな月だった。ドラマはドラマでおもしろいが、あのシーンまた観たいなと思っても、普段ドラマあんまり見るほうじゃないからサブスクに登録してないのもあり、見返せない。TVerとかだと期間終わると消えるし。