映画評論家ってすごいな。私が気づかなかったこと、よくわからなかったことにきめ細やかに気づいて、上手に言葉にして説明してくれる。テーマや監督の込めたかったメッセージを教えてくれる。
1位 燃ゆる女の肖像
18世紀のフランスの話。
最初は映像綺麗だなーとか思いながら観てたが、後半から女子会からの濃厚百合がはじまって一人で観てるのに気まずさが半端なかった。基本的に女しか映らないので、野郎が一人出るだけで邪魔に見えて不思議。
幽霊は結局なんだったのか。
子供堕ろすためにシャトルランとかぶら下がりやるのは何?メイドの登場人物の役割とは?→子宮を持つ女という生来的特徴。
見られる側も同じように見ている。→対等。
画家のマリアンヌは振り返ったが、お嬢様のエロイーズは振り返らなかった。→どちらも相手を愛している。また、女性芸術家としての使命への期待など。
赤と青、自由と保守など、対比が用いられていてすごく表現力を感じる。
LGBTの賞だかなんだか取ったみたいだが、この話がいい話なのは女同士というポイントではなく、時代と立場によって別れざるを得ない悲恋を上手く描いているからでは?と思った。
2位 アイランド
アクションSF。最初は、地球が汚染されきって、選ばれた人だけがシェルター的都市で集団生活をしているのかと思いきや、だんだんと怪しさがわかってくる。実はそこは巨大な人間工場で、セレブの延命のために造られたクローンだった。
真実が徐々に明らかになっていく展開が面白く、アクションもかなり激しくてよかった。世界観や設定も好み。
クローンたちはこの後どうやって生きていくんだろうか。
クローンたちはオリジナルの記憶を共有しているようだが、なぜなのかはわからなかった。
3位 フランケンシュタイン
1931。白黒映画。人造人間の化け物の名前がフランケンシュタインなんじゃなくて、化け物を生み出した科学者の名前がヘンリー・フランケンシュタインだった。
現代のハロウィンでもお馴染みのビジュアルって、この映画から来てるのか。
1時間のわりと短めな感じで、化け物が風車に火をつけられて殺されてハッピーエンドだった。人造人間の倫理とか、化け物と人間の交流などへの答えは特に提示せず、いろいろな創作の原型っぽい印象を受けた。
その他
Five Nights at Freddy’s
一件落着みたいな終わり方だが、つっこみどころが多すぎる。親権とか、叔母とかその辺の人たちは死んでるけどどうなったのか。
人形の中には本物の子供(おそらく死体?)が入っているというグロ設定。しかし、子供は霊体となり、ピザ屋の廃墟で静止したり人を脅かしたり殺したりする。あと、主人公の夢にも出てくる。
人形の中のどれかひとつに主人公の誘拐された弟が入ってるってことで合ってる?
結局、霊体とか人形とか誘拐は全部、黄色い兎の人形に入っていた変なおじさんの仕業だった。何がしたいんだかわからん。娘殺すし。
金髪の少年は結局生きてるの?霊体なの?
ホラーとしては怖くないし、ビックリもしない。ゲームが元となっているのは知ってるけど、あんまりかも。
ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
最後ちゃんと殺すのがよかった。
新しい学校のリーダーズが一瞬出てきた。
主人公2人の会話が、仲良い若者二人って感じがしてよい。よくわかんなかった時に適当に流したり、流行語をよくわかんないけど使ってみたり、間が絶妙。
まとめ
映画5本。少ないから観よう。