1月に読んだ本

小説紹介

感想を書き溜めてたメモが消えて最悪。ファーストインプレッションを思い出せ。

夢が覚めるまで

三秋縋

短め。話の展開的に面白いとか意外とかは思わなかったけど、三秋縋らしい作品だなと思った。ラストは尻切れ的でオチはない。

地雷グリコ

青崎有吾

めちゃくちゃ面白かった。ゆる系の女子高生が、イカサマを看破したり利用したりして、数々のゲームで勝っていく。途中まではイカゲームの雰囲気を感じていたが、後半はぐっと賭ケグルイ感が強い。

この作者さんの別の作品も読みたくなった。

新謎解きはディナーのあとで2

5つの短編が入っている。おなじみの茶番で安心する。

さくらのまち

三秋縋

さくらとは、雇われた大衆役の演者のこと。科学が進んだ世界では、体に装着するデバイスによってさまざまなことを計測している。位置情報、人間関係、脈拍、果てには感情までも分析できるようになっている。それによって自殺しそうな人間が事前にわかるようになった。リスクが高い人間には、自殺を防止するために、サクラが使われる。友達を演じて近づき、対象者を自殺するような精神状態から救うのだ。でも、その制度が知れ渡ったおかげで、身近な純粋な友達を信用できなくなる人が現れる。

真実に気付いた時にはもう何もかも手遅れで、だからこそ、もう手遅れな真実が、どうしようもなく美しい。

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